※本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれています。

「映画の途中で残量が気になって、話に集中できない」

Vision Proの公称の持ち時間は、M2チップ搭載モデルが一般的な使用で最大2時間、ビデオ再生で最大2.5時間です。M5チップ搭載モデルは一般的な使用で最大2.5時間、ビデオ再生で最大3時間まで伸びます。

それを超えて続けて使うなら、電源やモバイルバッテリーにつないだまま使うのが前提です。

この記事でわかることは次のとおりです。

  • 世代と用途で分かれる公称の持ち時間
  • 充電しながら使う方法と、モバイルバッテリーからの給電
  • 34,800円の予備バッテリーを買うかどうかの判断
  • 買い足すアクセサリー4種類と、かかる費用
  • メガネの人に追加でかかる視力矯正インサートの費用

読み終えれば、一度に使う時間・外へ持ち出すか・視力矯正が要るかの3つから、買うものと費用の見当がつきます。装着のたびに残量を気にせず、映画1本を通しで見終えられます。

Contents
  1. Vision Proのバッテリーの持ち時間
  2. 充電しながらVision Proを使えるのか
  3. モバイルバッテリーで給電しながらVision Proを使う方法
  4. Vision Proの予備バッテリー34,800円は買うべきか
  5. Vision Proで買い足すアクセサリーは4種類
  6. Vision Proの重さはどこにかかるのか
  7. Vision Proを使っている間のバッテリーの置き場所
  8. Vision Proを持ち運ぶケースとポーチ
  9. Vision Proのレンズカバーは必要か
  10. メガネの人がVision Proで買い足すもの
  11. Vision Proのバッテリーとアクセサリーでよくある質問
  12. 使う時間で決まるVision Proの電源とアクセサリー選び

Vision Proのバッテリーの持ち時間

Appleが公表している駆動時間は、使い方と世代で4つの値に分かれています。「2時間しか持たない」という数字は、M2チップ搭載モデルの一般的な使用での値です。

チップ一般的な使用ビデオ再生
M2チップ搭載モデル最大2時間最大2.5時間
M5チップ搭載モデル最大2.5時間最大3時間
世代別の公称の駆動時間

出典:Apple「Apple Vision Proバッテリー」

「ビデオ再生」は映像を続けて見る場合の値で、「一般的な使用」にはアプリの利用やWeb閲覧のような使い方が当たります。

自分の機種は、Vision Proの「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。モデル番号がA3416ならM5チップ搭載モデル、A2117ならM2チップ搭載モデルです。

出典:Appleサポート「Apple Vision Proのモデルを識別する」

分からないときは、短いほうの最大2時間で見積もっておけば十分です。

バッテリーの容量(mAh)をAppleは公表していないため、持ち時間の判断材料はこの公称値です。

私は専用バッテリーへモバイルバッテリーを常時つないで使っています。

オオギオオギ
半年使ってきて、映画1本や数時間の作業で残量に困ったことはありません。

何時間持てば足りるかは、Vision Proを何にどれだけ使うかで決まります。

使い道と、半年使って感じた物足りなさは次の記事にまとめました。

関連記事:Apple Vision Proで何ができる?半年使って分かった使い道とできないこと

充電しながらVision Proを使えるのか

充電しながら使えます。Appleの仕様ページには「バッテリー充電中にApple Vision Proを使用可能」と明記されています。

出典:Apple「Apple Vision Pro – 仕様」

バッテリーの商品ページにも「電源に接続すれば、どちらも一日中使えます」との記載があります。コンセントにつないでいるあいだは、残量の管理から解放されます。

出典:Apple「Apple Vision Proバッテリー」

給電に必要なものはすべて同梱されています。M5チップ搭載モデルには40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)、M2チップ搭載モデルには30W USB-C電源アダプタが入っています。

USB-C充電ケーブル(1.5m)はどちらの世代にも付属するため、コンセントから給電するだけなら買い足しは不要です。

出典:Appleサポート「Apple Vision Pro – 技術仕様」

出典:Apple「Apple Vision Pro – 仕様」

一方で、コンセントにつなぐと動ける範囲が充電ケーブルの長さまでに限られます

机の前に座って使うなら、同梱品だけで持ち時間の問題は解決します。立ったり歩いたりしながら使いたい場合は、次の給電方法が必要です。

モバイルバッテリーで給電しながらVision Proを使う方法

専用バッテリーへモバイルバッテリーをつなげば、コンセントに縛られずに給電しながら使えます。私も半年この方法で持ち歩いています。

モバイルバッテリーからApple Vision Proの専用バッテリーを経由して本体へ給電する経路を示した概念図
モバイルバッテリー給電の経路

ここでは次の4つを扱います。

  • 私が使っているモバイルバッテリーの機種
  • 手持ちのモバイルバッテリーで足りるかの目安
  • 半日以上使いたいときの2個運用
  • 給電中のバッテリーの置き方

私が半年使っているAnker Power Bank 10000mAh

半年間つなぎっぱなしにしているのが、Anker Power Bank(10000mAh・30W出力)です。専用バッテリーへつないだまま持ち歩いています。

30Wはノートパソコンを充電できるクラスの出力です。私は給電しながら使っても、電源が落ちたことがありません。

10000mAhクラスの大きさなら手のひらに収まり、ポーチへ入れて持ち出せます。

AnkerのモバイルバッテリーをApple Vision Proの専用バッテリーに接続した状態
専用バッテリーへの接続

ビデオ再生の公称値を超える長さの映画でも、この1台をつないでおけば残量が気になりません。電源のない場所で使う日も、コンセントを探さずに済みます。

モバイルバッテリーを選ぶときの出力と大きさの目安

目安は、30W以上の出力と、身につけて持ち歩けるサイズです。

Appleが示している充電の目安は「30W以上のApple USB-C電源アダプタまたは対応するサードパーティ製アダプタ」です。市販のモバイルバッテリーについての案内はありません。

出典:Appleサポート「Apple Vision Proのバッテリーを接続して充電する」

同梱の電源アダプタは充電用の出力です。使用中の給電に常時40Wが要るとは案内されていません。

私は30Wの1台で実際に使えています。ただし20W以下は試していないため、足りるかどうかは保証できません。

大きさは、持ち歩いたときに邪魔にならないかで決めます。手のひらに収まるかが目安です。

あわせて、容量とケーブルの長さも見ておきます。

  • 容量が大きいほど長く給電できる一方、本体は重く大きくなる
  • ケーブルの長さで、モバイルバッテリーと専用バッテリーをどう身につけるかが変わる

モバイルバッテリーと専用バッテリーは、USB-Cケーブルでつなぎます。手持ちのUSB-Cケーブルか、モバイルバッテリーに付属するケーブルがあればそれで十分です。

長さは、2つを同じ場所にまとめて持つなら短め(30cm前後)、離して身につけるなら長め(1m前後)が扱いやすくなります。

手持ちのモバイルバッテリーがノートパソコンの充電に使えているなら、それをつないで試すのが確実です。

モバイルバッテリー2個を交互につないで使い続ける方法

半日(4〜6時間)以上続けて使いたいときは、モバイルバッテリーを2個用意して交互につなぐ方法があります。片方で給電しているあいだにもう片方を充電しておけば、外でも手持ちのバッテリーを切らさずに済みます。

つなぎ替えのときにどうなるかは、Appleの公式案内が見当たりません。2個運用にするなら、切れて困らない場面で一度試しておくと安全です。

公称の持ち時間を少し超える程度なら、1台で足ります。

充電中のバッテリーをポケットに入れたままにしない理由

給電しているあいだは、専用バッテリーをポケットから出しておいてください

充電しながら使うと専用バッテリーは温かくなり、布に包まれた状態では熱がこもります。Appleサポートも「充電中は、ポケットなどの密閉された場所からバッテリーを取り出してください」と案内しています。

出典:Appleサポート「Apple Vision Proのバッテリーを接続して充電する」

扱いやすいのは、口の開いたケースに入れる方法と、カラビナで服やカバンに下げる方法です。

Vision Proの予備バッテリー34,800円は買うべきか

連続して使うことが目的なら、先にモバイルバッテリーからの給電を試すほうが安く済みます。Apple純正のバッテリー単体は34,800円で、この記事で挙げるアクセサリーの中で最も高い買い物です。

出典:Apple「Apple Vision Proバッテリー」

予備を用意しても、使うときはバッテリーを入れ替えることになります。差し替えの手間がかかるため、映画や作業の途中で一度手が止まります。

次のような使い方をするなら、34,800円は無駄になりません。

  • コンセントもモバイルバッテリーも用意できない場所で、数時間続けて使う予定がある
  • 複数人で交互に装着して使い、充電の待ち時間を作りたくない
  • 出張や移動が多く、専用バッテリーの充電が間に合わない日がある

こうした予定がないなら、まずモバイルバッテリーをつないでみてください。買ってから「給電で足りた」と気づく事態を避けられます。

Vision Proで買い足すアクセサリーは4種類

同梱品でまかなえるものを先に外すと、買い足しの候補は給電・固定・収納・保護の4種類に絞れます。私が半年で買ったのも、この4種類に1つずつの合計4点です。

固定は、専用バッテリーを頭や体に留める道具です。

M5チップ搭載モデルの同梱物を表にまとめました。

同梱物内容買い足しの要否
ライトシーリング顔と本体のすき間をふさぐ部品サイズが合っていれば不要
ライトシーリングクッション(予備を含む)顔に当たるクッション予備も同梱されるため不要
デュアルニットバンド頭を支える編み込みのバンド装着感が合えば不要
カバー本体前面を覆うカバー家の中では不要。持ち出すならレンズ保護カバーを足す(後述)
バッテリー本体へ電源を送る別体のバッテリー予備を買うかは使い方次第
ポリッシングクロスレンズや本体を拭く布不要
40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)コンセントから給電する電源不要
USB-C充電ケーブル(1.5m)電源アダプタとバッテリーをつなぐケーブル不要
M5チップ搭載モデルの同梱物

出典:Apple「Apple Vision Pro – 仕様」

M2チップ搭載モデルには、頭を支えるバンドが2種類(ソロニットバンドとデュアルループバンド)と、30W USB-C電源アダプタが入っています。

出典:Appleサポート「Apple Vision Pro – 技術仕様」

どの種類が要るかは、次のチェックリストで確かめられます。

Apple Vision Proで買い足すアクセサリーの要否を、給電・固定・収納・保護と視力矯正インサートの順に確かめるチェックリストの図
買い足しの要否チェックリスト

メガネを使っている人には、この4種類とは別に視力矯正インサートの費用がかかります(コンタクトの場合は、種類によって要否が変わります)。

Apple公式で買える関連製品の価格は次のとおりです。

製品価格
Apple Vision Proバッテリー(予備)34,800円
Belkin Battery Holder for Apple Vision Pro8,800円
Belkin Travel Bag for Apple Vision Pro16,800円
ZEISS Optical Inserts16,800円から
Apple公式で買える関連製品の価格(税込)

出典:Apple「Apple Vision Proアクセサリ」

Apple公式サイトの価格表示は税込です。

Apple公式では、給電に当たるモバイルバッテリーと、保護に当たるレンズ保護カバーを扱っていません。公式で揃えられるのは固定と収納の2種類です。

固定と収納をApple公式で揃えると25,600円、同じ2種類をサードパーティ製にすると12,723円です。

4種類すべてをサードパーティ製で揃えても、合計21,412円に収まります。内訳は次の4点です。

種類製品価格
給電Anker Power Bank(10000mAh・30W出力)5,990円
固定(体に下げる)AMAZEARのバッテリーホルダー3,524円
収納Spigenのクラスデンポーチ(AFA07240)9,199円
保護KIWI designのレンズ保護カバー2,699円
サードパーティ製4点の価格(記事作成時点の税込)

金額は記事作成時点の税込の販売価格で、時期によって動きます。モバイルバッテリーと専用バッテリーをつなぐUSB-Cケーブルの代金は、この合計とは別です。

給電のモバイルバッテリーと保護のカバーには、Apple公式の選択肢がありません。公式でも買える固定・収納の2つも、私はサードパーティ製で揃えました。

選んだ理由は、Apple公式で買えるアクセサリーが高いためです。ただ、安さだけで選んだわけではなく、レンズを守るカバーは価格に関係なく買うと決めていました。

Vision Proの重さはどこにかかるのか

疲れの原因は総重量ではなく、重さが顔の前側に集中することです。対策が要るかどうかは、使う時間と装着の仕方で変わります。

Appleが公表している重量は、M5チップ搭載モデルが750〜800g、M2チップ搭載モデルが600〜650gです。いずれもライトシーリングとバンドを含む値で、M5では500mlのペットボトル1.5本分ほどの重さが顔の前に乗ります。

バッテリーの353gは、この本体重量とは別に計上されています。

出典:Apple「Apple Vision Pro – 仕様」

出典:Appleサポート「Apple Vision Pro – 技術仕様」

Apple Vision Pro本体の重量とバッテリー353gの内訳、および重さが顔の前方へ集中する向きを示した図
本体とバッテリーの重量内訳

353gはケーブルの先にあるバッテリーの重さで、ポケットやカバンに預けているあいだは頭にかかりません。後頭部のホルダーに付ける場合は、この353gが頭側へ移ります。

それでも顔の前に本体の重さが集まるため、支え方を誤ると額や頬に負担が出ます。日経クロステックの体験レポートでは、ずり落ちないようバンドを締めた結果「数分体験しただけで接顔パーツが当たる額に赤い装着痕が残ってしまう」と報告されています。

出典:日経クロステック「編集部で体験『Apple Vision Pro』、映像は最高だがやっぱり重い」

ただし、全員に対策が必要なわけではありません。私は1時間以上つけていても重さを感じず、2時間を超える映画でもひどく疲れることはありませんでした。

まずは同梱のバンドとクッションのまま使ってください。痛みや跡が出たときに、バッテリーの置き場所や固定方法を変えれば十分です。

Vision Proを使っている間のバッテリーの置き場所

Appleは、装着している間のバッテリーを「ポケットの中など、体の近くの邪魔にならない場所に」置くよう案内しています。給電していないときは、ポケットやカバンで足ります

出典:Appleサポート「Apple Vision Proのバッテリーを接続して充電する」

前が重い、給電中に熱がこもる、動き回るといった場面での選択肢は、次の2つです。

  • 後頭部に付けるBelkinのバッテリーホルダー
  • カラビナで下げるバッテリーケース

後頭部に付けるBelkinのバッテリーホルダー

バッテリーを後頭部に付けると、前に偏った重さのつり合いが取れます

Apple公式が扱うホルダーはBelkin Battery Holder for Apple Vision Proで、価格は8,800円です。

BelkinはApple純正ではありません。Apple公式ストアが扱うサードパーティ製の製品です。

出典:Apple「Apple Vision Proアクセサリ」

確認しておくのは次の3点です。

  • 前後の重さのつり合いが取れて、額への負担が減るか
  • クリップで挟む形が、使っているバンドを傷めないか
  • 頭に付ける重さが353g増える装着感を許容できるか

私はこのホルダーを使っていません。

>Belkin Battery Holder for Apple Vision Proの商品ページはこちらから

頭に付ける重さを増やしたくないなら、次のカラビナで下げる方法のほうが扱いやすくなります。

カラビナで下げるバッテリーケース

私が使っているのはSpigenのバッテリーケースです。専用バッテリーを入れると、クリップとカラビナで衣服やカバンに留められます。

下げる形なら、頭に付ける重さは増えません。ケースの口が開いているため、給電中の熱もこもりにくくなります

SpigenのバッテリーケースにApple Vision Proの専用バッテリーを収めた状態
カラビナで下げるケース

ただし、私が買ったケースはAmazonで在庫切れになっており、再入荷の予定も出ていません。同じように体へ付けられるのがAMAZEARのバッテリーホルダーで、ベルトクリップとショルダーストラップが付いています。

頭に重さを足さずに済む点は、Spigenのケースと変わりません。

ポケットへ押し込む代わりに体へ付けておけば、置き場所に毎回迷わずに済みます。持ち出すときに問題になるのは、次の収納です。

Vision Proを持ち運ぶケースとポーチ

ケース選びで最初に確認するのは、専用バッテリーまで一緒に入るかです。本体だけを基準に選ぶと、荷物が2つに分かれます。

バッテリーごと入るかを先に確かめてから、私が使っているポーチと公式で買えるバッグを見ます。

  • バッテリーごと入るかで決めるケースの選び方
  • 私が使っているSpigenのポーチ
  • Apple公式で買えるBelkinのトラベルバッグ

バッテリーごと入るかで決めるケースの選び方

本体だけ収まるケースを買うと、バッテリーとケーブルを入れる場所がありません。別に持ち運ぶことになり、持ち出すたびの用意がひと手間増えてしまいます。

ケースは次の4点で見分けられます。

  • 専用バッテリーまで一緒に収まるか
  • 充電ケーブルを入れる場所があるか
  • 外側が硬く、カバンの中で押されても本体を守れるか
  • 手提げ・肩掛け・カバンに入れるのどれで運ぶか

専用バッテリーが入るかどうかは、商品説明の「バッテリー収納可」の記載と、実際に収めた写真で確かめてください。

この4点を押さえたうえで、あとは価格と大きさで選びます。

私が使っているSpigenのポーチ

収納と持ち運びに使っているのは、Spigenのクラスデンポーチ(AFA07240)です。専用バッテリーもまとめて入れています。

価格は9,199円(記事作成時点)です。選んだ理由は硬さと価格の2つでした。

  • 60万円近い機材を持ち運んでも壊れない硬さがある
  • Apple公式で買えるアクセサリーより価格を抑えられる
SpigenのクラスデンポーチにApple Vision Pro本体と専用バッテリーを収納した状態
ポーチに本体とバッテリーを収納
Spigenのクラスデンポーチの内側ケースにApple Vision Proの専用バッテリーとケーブルを収納した状態
内側のケースにバッテリーとケーブル

普段の置き場所と持ち出し用の入れ物が同じなので、出かける前に詰め替える作業が要りません

Apple公式で買えるBelkinのトラベルバッグ

Apple公式で扱う持ち運び用のバッグが、Belkin Travel Bag for Apple Vision Proです。価格は16,800円で、Apple純正ではなくサードパーティ製にあたります。

出典:Apple「Apple Vision Proアクセサリ」

Belkin Travel Bagの利点は、Apple公式のサイトでそのまま買えることです。

>Belkin Travel Bag for Apple Vision Proの商品ページはこちらから

入手先をApple公式にまとめたいなら候補になり、価格を抑えたいならサードパーティ製のポーチのほうが安く済みます。

Vision Proのレンズカバーは必要か

本体には前面を覆うカバーが同梱されています。家の中で使うだけなら、レンズの保護はこの同梱カバーで足ります。

一方で、日光の差し込む場所に置いたり、カバンへ入れて持ち出したりするなら、レンズだけを覆う保護カバーを足す価値があります。KIWI designの商品説明でも、日光でレンズに跡が残るのを防ぐ役割が挙げられています。

私はKIWI designのレンズ保護カバーを使っています。価格は2,699円(記事作成時点)で、60万円近い機材のレンズを数千円で守れます

Apple Vision Proにレンズ保護カバーを装着した状態
レンズ保護カバーを装着

レンズ保護カバーを付けたまま装着しても、映像は映りません。レンズを覆う形なので、装着する前に外す動作を習慣にしておくと安心です。

メガネの人がVision Proで買い足すもの

メガネをかけたままVision Proは装着できません。視力の状態によっては、本体とは別に視力矯正インサートの購入が必要です。

Appleの購入ページにも「視力矯正のためにメガネを使っている方は、ZEISS Optical Insertsの購入が必要となる場合があります」と書かれています。買い足す4種類とは別枠の出費です。

出典:Apple「Apple Vision Proを購入」

要否と費用を順に見ます。

  • メガネをかけたまま装着できない理由
  • 視力の状態ごとのインサートの要否
  • 価格と注文の手順

メガネをかけたままVision Proを装着できない理由

Appleも「眼鏡をかけながらApple Vision Proを着用することはできません」と明記しています。

出典:Appleサポート「視力矯正の必要性や視覚疾患に応じてApple Vision Proを使用する」

顔に密着させて使う機器なので、メガネを間に挟む余地はありません。度が必要な場合は、本体のレンズに取り付ける視力矯正インサートで補います。

コンタクトレンズなら、装着したまま使える場合があります。ただしハードコンタクトレンズは体験に影響が生じる可能性があると、Appleが案内しています。

出典:Appleサポート「視力矯正の必要性や視覚疾患に応じてApple Vision Proを使用する」

ハードコンタクトを使っているなら、購入前に眼科やApple Storeで相談しておくと確実です。

メガネを使っているなら、次はインサートが要るかどうかを確かめます。

視力矯正インサートが必要な人と不要な人

要否は視力の状態で決まります。

視力の状態インサートの要否備考
裸眼で見えている不要そのまま装着できる
メガネを使っている必要メガネをかけたままでは装着できない
単焦点のソフトコンタクト不要装着したままVision Proを使える
乱視用・多焦点のソフトコンタクト公式に案内がない購入前に装着して試すか、眼科やApple Storeで相談する
モノビジョンのコンタクト(片目を遠く・もう片目を近くに合わせる使い方)必要コンタクトを外し、メガネ用の度数(処方箋)に合わせたZEISS Optical Insertsを使う
美容目的のコンタクト(カラーコンタクトなど)外して判断するVision Proと互換性がないため外す。外した状態で視力矯正が必要なら、メガネの行と同じ扱いになる
ハードコンタクト事前の確認が必要体験に影響が生じる可能性がある
処方にプリズム値が含まれるZEISS Optical Insertsは非対応本体側で補正する機能の提供は米国および米国領のみ
視力の状態別のインサートの要否

出典:Appleサポート「視力矯正の必要性や視覚疾患に応じてApple Vision Proを使用する」

表の「プリズム値」は、両目の視線のずれを補正するためにメガネの処方へ入る数値です。ZEISSも、ZEISS Optical Insertsにプリズム矯正タイプは用意されていないと案内しています。

出典:ZEISS「Apple Vision Pro用ZEISS Optical Inserts」

本体側で補正する機能の提供は米国および米国領のみのため、日本で取れる手段は公式に案内されていません。購入前に眼科やApple Storeで相談してください。

ハードコンタクトは、どのような影響が出るかまでは案内されていません。こちらも購入前に装着して試すか、眼科やApple Storeで相談してください。

メガネとコンタクトを併用しているなら、メガネの行で判断します。自分がどれに当たるかは、手元の処方箋を見れば確認できます

視力矯正インサート(ZEISS)の価格と買い方

ZEISS Optical Insertsの価格は16,800円からです。度数に合わせて作るタイプの金額は、注文画面で確認できます。

出典:Apple「ZEISS Optical Inserts」

注文の流れは次のとおりです。

手順内容つまずきやすい点
①視力の状態を確認するメガネかコンタクトかを確かめる処方にプリズム値が含まれると対象外
Apple.comでインサートを選ぶ決まった度数から選ぶReadersと、処方に合わせるPrescriptionがある自分がどちらに当たるかを先に確認する
③度数情報をアップロードする有効な度数情報を注文時に登録する手元になければ先に用意する
④注文する注文画面で配送予定日を確認する本体と別に注文すると、届くまで使えない期間が生まれる
⑤届いたら本体に取り付けるAppleの案内に従って取り付ける取り付け方を確認してから装着する
ZEISS Optical Insertsの注文手順

ZEISSも「注文の際には、有効なメガネの度数情報をアップロードしていただく必要があります」と案内しています。

出典:ZEISS「Apple Vision Pro用ZEISS Optical Inserts」

>ZEISS Optical Insertsの購入ページはこちらから

私はメガネを使っていないため、インサートは持っていません。必要な人は、本体と同時に注文しておくと安心です

Vision Proのバッテリーとアクセサリーでよくある質問

購入前によく出る質問を、容量・予備バッテリー・サードパーティ製・同梱品の4つにまとめました。

Vision Proのバッテリー容量は何mAhですか?

バッテリー容量(mAh)はAppleが公表していません。媒体によって数値が食い違うため、判断の基準になるのは公称の駆動時間です。

M2チップ搭載モデルとM5チップ搭載モデルで値が違う点だけ押さえておけば足ります。

予備のバッテリーだけを買えますか?

買えます。Apple公式ストアでのバッテリー単体の価格は34,800円です。

出典:Apple「Apple Vision Proバッテリー」

ただし、入れ替える運用では、差し替えのたびに使用が一度止まります。続けて見たいなら、モバイルバッテリーから給電するほうが手が止まりません。

純正ではなくサードパーティのアクセサリーで問題ありませんか?

Apple公式ストアで買える固定・収納のアクセサリーも、実体はBelkin製のサードパーティです。私は買い足した4点すべてをサードパーティ製で使っており、価格を抑えられるほうを選びました。

選ぶときに見るのは、本体やバンドを傷めない留め方かどうかです。クリップで留めるタイプなら、挟む位置とバンドの素材を確認しておいてください。

顔に当たるクッションやバンドは買い足す必要がありますか?

基本は不要です。M5チップ搭載モデルには、ライトシーリング、ライトシーリングクッション(予備を含む)、デュアルニットバンドがすべて同梱されています。

出典:Apple「Apple Vision Pro – 仕様」

M2チップ搭載モデルには、頭を支えるバンドとしてソロニットバンドとデュアルループバンドが同梱されます。

出典:Appleサポート「Apple Vision Pro – 技術仕様」

サイズや装着感が合わなかったときだけ、別売のバンドを検討すれば十分です。デュアルニットバンドとソロニットバンドはそれぞれ16,800円です。

出典:Apple「Apple Vision Proアクセサリ」

同梱の組み合わせで不満がなければ、この出費は要りません。

使う時間で決まるVision Proの電源とアクセサリー選び

Vision Proのアクセサリー選びは、一度に使う時間・外へ持ち出すか・視力矯正が要るかの3つで決まります。この記事の要点は次のとおりです。

  • 公称の持ち時間は、M2チップ搭載モデルが一般的な使用で最大2時間(ビデオ再生は最大2.5時間)、M5チップ搭載モデルが最大2.5時間(ビデオ再生は最大3時間)
  • 一度に使う時間が公称値の範囲なら、電源まわりの買い足しは要らない
  • 公称値を超えて使うなら給電が要る。座って使うなら同梱の電源アダプタでコンセントにつなぎ、動きたい・コンセントがないならモバイルバッテリーを足す
  • 給電しながら動くならバッテリーを固定する道具(後頭部ホルダーかカラビナで下げるケース)、外へ持ち出すならポーチかバッグを足す
  • メガネを使っているなら、視力矯正インサート(16,800円から)を本体と同時に注文する。コンタクトは種類で要否が変わる

一度に何時間使うかが決まれば、給電が要るかどうかも判断できます。持ち出す頻度と視力矯正の要否を足せば、買うものが決まります。

私が半年で買い足したのは4点で、モバイルバッテリー・バッテリーケース・ポーチ・レンズ保護カバーです。Apple公式で買えるアクセサリーは買い足していません。

長く装着して見返しているのは、子どもの空間写真です。撮り方と対応機種は次の記事にまとめました。

関連記事:iPhoneの空間写真とは?撮り方と対応機種、立体で見る方法を解説

持ち時間が気になるなら、専用バッテリーへモバイルバッテリーを常時つなぐ運用から試してみてください。