「10万円以上もする買い物で、WindowsからMacに変えて後悔したくない」

「自分の仕事のソフトやキーボード操作で、Macがちゃんと使えるのか確信が持てない」

WindowsからMacへの乗り換えで後悔しやすいのは、仕事で指定されたWindows専用ソフトが必須の人や、本格的にPCゲームをする人、自分でパーツを増設・自作したい人です。

一方で、作業の中心がブラウザやクラウドサービスで、iPhoneなどApple製品を使っている人なら後悔しにくいといえます。

この記事でわかること
  • 自分が後悔する側か30秒でわかる診断
  • 乗り換えで困ること6つと今すぐの回避策
  • 乗り換えて後悔しなかった理由
  • AI時代にMacを選ぶ意味
  • Windowsが必要なときの逃げ道とデータ移行・モデル選び

読み終えるころには、自分が後悔する側かしない側かを判断でき、困りごとの回避策まで分かった状態で、安心して買うか見送るかを決められます

WindowsからMacで後悔するか30秒でセルフチェック

まず気になるのは、自分が後悔する側かどうかです。

下のフローチャートなら、自分がどちらのタイプか30秒で確認できます

WindowsからMacで後悔しないか調べる30秒診断フローチャート。上から「仕事で使う指定ソフトはWindows専用?」「本格的なPCゲームをする?」「自分でパーツを増設・自作したい?」の順に進み、1つでもYESなら右のティール「Windowsも検討」へ、すべてNoなら下へ進む。最後の「iPhoneなどApple製品を使っている?」でYESなら青「Macが特におすすめ」、NOでも青「Macで問題なし」に振り分ける。各問にソフト箱・ゲームパッド・工具・スマホの小アイコンを添えた白背景フラットの図
30秒でわかる後悔しない診断

そもそもMacとWindowsのどちらにするかから迷っているなら、以下の記事も合わせてご覧ください。

関連記事:【2026年】MacとWindowsは結局どっちがいいの?AI時代ならではの選び方を解説!

各分岐の理由を、後悔しやすい人と後悔しにくい人で整理します。

タイプ 当てはまる人 主な理由
後悔しやすい人 仕事で指定されたWindows専用ソフトが必須/本格的にPCゲームをする/自分でパーツを増設・自作したい Windows専用ソフトやゲームはMacで動かない場合があり、Apple SiliconのMacはパーツを増設できないため
後悔しにくい人 作業の中心がブラウザやクラウドサービス/iPhoneなどApple製品をすでに使っている/パーツの増設や自作にこだわらない ブラウザやクラウドのサービスはOSを問わず動き、Apple製品同士の連携でむしろ便利になるため

後悔しやすい側に当てはまっても、多くは回避策があります。要注意ポイントは、後の見出しで1つずつ解説します。

診断で「後悔しにくい」と出た人も、買う前に知っておくと安心できます。

WindowsからMacに乗り換えて困ること6つと回避策

乗り換えで具体的に何に困り、どう回避するのか。困りごとの大半は、設定と数日の慣れ、数百円から数千円の周辺アイテムで解決できます

私自身も会社員時代、副業のライター業務でMacを使い始めました。操作感に慣れるまで少し時間はかかりましたが、すぐに馴染みました。

今ではMacの方が圧倒的に使いやすいと感じています。

まず全体像を早見表で示します。

困ること 実際のところ 回避策
キーボードと修飾キー 役割は近く数日で慣れる システム設定で修飾キーを入れ替え
日本語入力・かな英数 専用キーがあり数日で慣れる スペース両脇の「かな」「英数」を使う
マウスとトラックパッド 標準ジェスチャーで快適 必要ならスクロール方向を設定変更
外付けHDDとUSB端子 NTFSは読めるが書き込み不可 NTFS対応ソフト・変換アダプタで解決
Officeと業務ソフト 大半はMacで使える Microsoft 365 for Mac/ブラウザ版を使う
Windows専用ゲーム 動かないゲームがある 乗り換え前に互換性を確認

明確に要注意なのはゲームだけで、ほかは諦める理由になりません。各項目を順に深掘りします。

キーボードと修飾キーの戸惑いは設定と数日で慣れる

WindowsキーボードとMacのキー操作の違いは、設定と数日の慣れで解消できます。

そもそも修飾キーとは、Ctrlキーのように、ほかのキーと組み合わせて使う補助キーのことです。Macには Command・Option・Control といった修飾キーがあります。

Windowsでコピーするときは Ctrl+C を押します。Macでは Ctrl の代わりに Command を押し、Command+C でコピーします。

この対応を覚えれば、多くのショートカットはそのまま使えます。

私の実感では、Commandキーの位置はWindowsキーの場所に近く、すぐに手が慣れました。

Option・Controlは少し使い方が違うため最初は戸惑いますが、慣れれば問題ありません。

実際、私は1週間もしないうちに慣れました

それでもキー配置が合わないと感じたら、修飾キーを自分で入れ替えられます。手順は次のとおりです。

ステップ 操作
1 Appleメニューから「システム設定」を開く
2 サイドバーの「キーボード」をクリックする
3 「キーボードショートカット」から「修飾キー」を開く
4 Caps Lock・Control・Option・Commandの割り当てを変更する
Macのシステム設定>キーボード>キーボードショートカット>修飾キーの画面。Caps Lock・Control・Option・Commandそれぞれの割り当てを変更するプルダウンが表示され、どこでキーを入れ替えるかが分かる構図
修飾キーの設定画面

たとえばCaps LockをControlとして使う、といった入れ替えができます。

出典:Apple サポート「Macで修飾キーの動作を変更する」

修飾キーの入れ替えまで用意されているので、キー操作の戸惑いはすぐに気にならなくなります。

日本語入力とかな英数の切り替えに慣れる

日本語入力とかな英数の切り替えはWindowsと違いますが、押すキーが変わるだけで、数日で慣れます。

Windowsでは半角/全角キー1つで日本語と英数を切り替えます。Macではスペースバーの両脇にある「かな」「英数」キーで切り替えます。

左の「英数」で英数入力、右の「かな」で日本語入力に切り替わる仕組みです。

押すキーの位置が変わるだけなので、操作自体は難しくありません。私の場合、かな英数の切り替えは特に時間はかからずに慣れました。

慣れる速さには個人差があります。数日で馴染む人もいれば、数週間かかる人もいるため、すぐに馴染まなくても心配はいりません。

専用キーが用意されているぶん、慣れてしまえばむしろ直感的に切り替えられます。

マウスとトラックパッドの操作はむしろ快適になる

Windowsのマウス操作からMacのトラックパッドに替えても、不便は少なく、むしろ快適になります。

理由は、Macは標準でジェスチャーが豊富だからです。ジェスチャーとは、指の動きでPCを操作する機能を指します。

たとえば4本指で左右になぞるとアプリを切り替えられ、親指と3本指を広げるとデスクトップが表示されます。

私自身、トラックパッドへの乗り換えで不便は感じませんでした。今ではマウスを全く使わなくなり、トラックパッドだけで全作業を完結しています。

Macのシステム設定>トラックパッドの画面。スクロールやスワイプ、ジェスチャーの設定項目が一覧表示され、どんな操作ができるか分かる構図
トラックパッドの設定画面

なお、Windowsとはスクロールの向きが逆ですが、システム設定で変更できます。

さらに使い込みたい場合は、BetterTouchToolという拡張アプリでジェスチャーを増やせます。これは任意の追加で、標準のままでも十分使えます。

指の操作だけで多くの作業ができるため、慣れるとマウスに戻りたくなくなるほど快適になります。

外付けHDDとUSB端子は対応ソフトと変換アダプタで使える

Windowsで使っていた外付けHDDやUSBメモリは、対応ソフトや変換アダプタを用意すればMacでも使えます。

注意したいのは、WindowsのNTFS形式の外付けHDDは、Macでは読み込めても書き込めない点です。NTFSとはWindowsで標準的に使われるディスクの保存形式を指します。

Apple公式によると、Macが完全に読み書きできる形式は APFS・Mac OS拡張・exFAT・MS-DOS(FAT) です。NTFSは読み込みのみに対応しています。

出典:Apple サポート「Macで外付けドライブにファイルを保存できない場合」

回避策は2つあります。

回避策 内容
対応ソフトを使う NTFS対応ソフトを入れれば、再フォーマットせず書き込める
再フォーマットする 中身を移してからexFAT形式にすれば、WindowsとMac両方で読み書きできる

中身を残したいなら対応ソフト、両方で使い回したいなら再フォーマットが向いています。

USB端子も準備が必要です。MacBookはUSB-Cという小さな端子だけのモデルがあり、Windowsで使っていた長方形のUSBメモリを直接挿せないことがあります。

私もこの点に気づきましたが、変換アダプタやUSBハブを買えば解決します。そこまで高価なものではありません

形式と端子の2点を事前に押さえておけば、手持ちの周辺機器を無駄にせず使い続けられます。

Officeと業務ソフトがMacで使えるか乗り換え前に確認する

WordやExcelなどのOfficeは、大半がMacで使えます。乗り換え前に使い方を確認しておくと安心です。

Macで使う方法は主に2つあります。

使う方法 特徴 料金
Microsoft 365 for the web(ブラウザ版) ブラウザで開くだけで、インストール不要 無料
Microsoft 365 for Mac(アプリ版) Mac用アプリをインストールして使う 有料のサブスクリプション

Microsoft公式によると、Word・Excel・PowerPointはブラウザから無料で使え、インストールも不要です。

出典:Microsoft「無料の Microsoft 365 Online」

私の場合、独立後もクライアントはGoogleスプレッドシートやGoogle Workspace中心だったので、Officeで困ることはありませんでした。相手がOfficeしか使わなくても、Mac用のOfficeを使えば済みます

ただし、Macで動かないソフトもあります。Windows専用の.exeソフトです。

.exeとはWindowsだけで動く実行ファイルの形式を指します。

このような専用ソフトが業務で必須なら、後の「Windowsが必要なとき」の見出しで扱う方法で対応します。

使っているソフトがMacに対応しているかを乗り換え前に確認すれば、買ってから慌てずに済みます。

Windows専用ゲームの互換性は乗り換え前に確認する

やりたいゲームがMacで動くかは、乗り換え前に必ず確認してください。

理由は、Windowsにしか対応していないゲームがあるからです。これは数少ない明確な要注意点で、無理にMacを持ち上げる話ではありません。

私自身も、ゲームをよくする人には互換性をしっかり確認するようすすめています。遊びたいゲームがMac対応かどうかで、判断が大きく変わるためです。

確認の仕方は簡単です。ゲームの公式サイトや配信ページで、動作環境にmacOSが含まれているかを見ます。

Macに対応していれば、その表記があります。

もしMac非対応のゲームが必須なら、後の「Windowsが必要なとき」の見出しで扱う逃げ道があります。

遊びたいゲームの対応状況を先に調べておけば、買ってから遊べないという事故を防げます。

WindowsからMacに乗り換えて後悔しなかった理由

困ることがあっても後悔しないのは、困りごとを上回る良さがあるからです。

毎日の作業で実際に役立っているかを基準に、次の3つの観点で紹介します。

  • Apple製品の連携で毎日の作業がつながる
  • デザインとUXの質の高さで気分が上がる
  • 重い作業でも安定して長く使える

順に見ていきます。

Apple製品の連携で毎日の作業がつながる

私にとって乗り換えの一番の理由は、Apple製品同士の連携でした。iPhoneやiPad、Apple Watchを持っている人ほど、この便利さが乗り換えの転換点になります。

もう戻れないと感じる機能が、ユニバーサルクリップボードです。これはiPhoneでコピーした文章を、そのままMacに貼り付けられる機能を指します。

iPhoneで見つけた住所をMacに打ち直す手間がなくなります。

加えて、次の連携も日々重宝しています。

機能 できること
AirPodsの自動切り替え iPhoneで聴いていた音声が、Macに自動で切り替わる
AirDrop iPhoneとMacの間でファイルを一瞬で受け渡せる
写真の同期 iPhoneで撮った写真をMacですぐ確認できる
iCloud同期 ほぼ全デバイス間で作業内容が同期される
Apple Watch連携 全デバイスと関連付けられ、まとめて管理できる
AirTagと「探す」 物の場所やiPhoneの位置を特定できる

AirDropとは、近くのApple製品同士でファイルを直接やり取りする機能です。メールやケーブルを使わず、その場で写真や書類を送れます。

中央のMacから、iPhone・iPad・Apple Watch・AirPods・AirTagへ線を結んだApple連携の概念図。iPhoneとの線に「ユニバーサルクリップボード」、iPadとの線に「AirDrop」、Apple Watchとの線に「まとめて管理」、AirPodsとの線に「音声の自動切り替え」、AirTagとの線に「探す」を配し、中央に「iCloud同期」、下部に「Apple製品を持つほど便利になる」のキャプションを添えた、白背景・青単色アクセントの図
Apple製品の連携イメージ

すでにiPhoneを使っているなら、Macを加えるだけで毎日の作業がつながり、手間が大きく減ります。

デザインとUXの質の高さで気分が上がる

使っていて満足できるかという点も、後悔しない理由です。私の実感では、MacやiPhoneのデザインとUXの質の高さにテンションが上がります

UXとは、使っているときの体験や使い心地のことです。画面の表示や操作の反応など、触れるたびに気持ちよさを感じる作りになっています。

たとえばディスプレイの美しさや文字の見やすさ、アニメーションのなめらかさに、細部までAppleのこだわりが感じられます。

毎日使う道具だからこそ、触れていて気分が上がることは、長く使ううえで大切な価値です。

重い作業でも安定して長く使える

Macは安定して長く使えるかという点も、安心材料です。私の環境では、重い作業でも動作が安定しています。

私はメモリ64GBのMacBook Pro 16インチを使っていますが、どんなに重い作業でも動作が安定し、十分に耐えてくれます。

ここでいう安定とは、作業中にフリーズしたり動きが固まったりしにくいことを指します。

ノートパソコンですが、開きっぱなしで使い続けても問題ありません。

ただし64GBは私の高めの構成で、誰もが必要とするわけではありません。

高い構成でなくても、AIに作業を任せるツール(AIエージェント)は十分に動きます。私はメモリ16GBのMacBook Airや24GBのM4 Mac miniでも、Claude CodeやCodexを問題なく動かせました

そのため、AIを使うために最初から高価なモデルを選ぶ必要はありません。用途に合ったモデル選びは、後の見出しで解説します。

セキュリティ面も安心できます。Mac標準のセキュリティがしっかりしているため、多くの個人利用なら別途セキュリティソフトを入れなくても安心して使えます

安定して長く使え、余計なソフトもいらないため、買い替えやメンテナンスの負担を抑えられます。

AI時代にMacを選ぶ意味が乗り換えの後押しになる

これからAIを使うなら、なぜMacが有利なのか。この点は他の乗り換え記事ではあまり語られない、本記事ならではの視点です。

AIを本格的に使うなら、Macは後悔しにくい選択です。理由は大きく3つあります。

  • 主要なAIツールがMacに先に対応する
  • トラブル時の情報がApple一社に集約され、解決しやすい
  • AIにパソコン操作を任せやすい
AIツールがMacに先行することを示す対比図。左のMac(青)に「新機能が先に来る」「情報が集約・解決が速い」「AIにPC操作を任せやすい」、右のWindows(グレー)に「対応は数週間〜数ヶ月後」を並べた16:9のフラットな図。Computer Use・Apple Silicon等の技術語のみラテン文字のまま
AIツールはMacが先行

主要なAIツールは、Macに優先して対応します。新機能の多くはMacから先に導入され、Windows対応はその数週間から数ヶ月後になることが多いです。

トラブル時の情報も、Apple一社に集約されています。Windowsは多くのメーカーが機種を出しますが、MacはApple一社が作っているためです。

そのため問題が起きても、Apple公式やMac情報サイトを見れば解決しやすく、アプリを入れるときも作業しやすいです。

AIにパソコン操作を任せる場面でも、Macは向いています。最近はAIがパソコンを直接操作する機能(Computer Use)も登場しています。

機種や構成のばらつきが少ないぶん、AIが操作の前提を掴みやすいと感じます。私が使うClaude CodeやCodexも、Macで問題なく動かせています。

AIツールの対応状況や機能は時期で変わるため、最新は各公式サイトで確認してください。

AIを使う前提でパソコンを選ぶなら、新機能をいち早く使えてトラブルも解決しやすいMacが、乗り換えの後押しになります。

どうしてもWindowsが必要なときの3つの選択肢

Windows専用のソフトやゲームがある人は、乗り換えを諦めるしかないのか。そうではなく、逃げ道があります。

MacでWindowsを使う方法は、大きく3つです。

手段 何ができる 向いている人
MacでWindowsを動かす Mac内に仮想のWindowsを作り、その中でアプリを動かす Windows専用ソフトをたまに使う人
リモートデスクトップ 手元のMacから、別のWindows機を遠隔操作する 使えるWindows機が別にある人
2台持ち MacとWindowsを用途で使い分ける どちらも頻繁に使う人

MacでWindowsを動かす方法は、Parallels Desktopなどの仮想化ソフトを使います。仮想化とは、Mac1台の中にもう1つのパソコン環境を作る技術のことです。

私自身も、メディアの記事を書くための検証やデモが目的で、MacでWindowsを動かすことがあります。ただし日々の実務でWindowsを使うことはなく、実用途はMacで完結しています。

どの方法を選ぶかは、Windowsを使う頻度で決まります。たまに使うだけなら仮想化、別のWindows機があるならリモート操作、どちらも頻繁ならば2台持ちが向いています。

逃げ道があると分かっていれば、Windows専用ソフトがある人も安心して乗り換えを検討できます。

WindowsからMacへのデータ移行は移行アシスタントで行う

Windowsのファイルやデータをどう移すかは、乗り換え前の大きな不安です。Apple純正の移行アシスタントを使えば、写真や書類などをまとめて移せます

Apple公式によると、移行できるデータは次のとおりです。

  • メール・連絡先・カレンダーの予定
  • 写真やデスクトップの画像
  • 書類やファイル
  • ブラウザのブックマーク
  • 音楽・ポッドキャストなどのメディア

一方で、Windowsのアプリ本体は移行されません。アプリは、Mac版をあらためてインストールし直します。

出典:Apple サポート「移行アシスタントでWindowsパソコンからMacに転送する」

手順は次のとおりです。

ステップ 詳細
1 WindowsとMacの両方を最新の状態に更新し、同じWi-Fiにつなぐ
2 Apple公式ページからWindows用移行アシスタントをPCに入れる
3 Mac側で移行アシスタントを開き、「Windows PCから」を選ぶ
4 Mac画面に出るコードを、PC側で同じものを入力して接続する
5 移行するデータの種類を選び、転送が終わるのを待つ

転送中はアンチウイルスやファイアウォール、VPNソフトを一時的に切っておくと、つまずきにくくなります。

なお私の場合は、前述のとおり会社員時代からMacを使っていたため、データ移行作業はほとんど不要でした。移行が不要なケースもあるので、人によっては準備の負担はさらに軽くなります。

純正ツールで主要なデータをまとめて移せるため、乗り換えの最初の壁を低くできます。

後悔しないMacの選び方

どのMacをどう選べば、買ってから後悔しないのか。ここを押さえれば、高い買い物での失敗を防げます

選び方のポイントを3つに分けて解説します。

  • 価格は安さだけで選ばない
  • 用途別のおすすめモデルと価格
  • 買う前に確認するチェックリスト

順に見ていきます。

価格は安さだけで選ばない

Macは高めの価格設定です。ただ私の実感では、安い=良いとは限りません

理由は、価格を最優先した構成はメモリやストレージが最小限で、数年使ううちに動作が重く感じやすいからです。Windowsは多くのメーカーが機種を出すため、価格が高くても内容が伴わない機種もあります。

MacはApple一社が作り、品質も世界的に評価されています。そのぶん価格に見合う価値があると感じます。

ただし、PCに強いこだわりがある人や、スペックに詳しくて自分で選べる人は、Windowsでもよいです。それ以外の人には、基本的にMacをすすめています。

価格の高さだけで判断せず、品質や長く使える点まで含めて考えると、Macの価格は納得しやすくなります。

用途別のおすすめモデルと価格

自分の用途ではどのMacを選ぶか、目安を示します。最も重要な注意点として、Apple SiliconのMacはメモリを後から増設できません。購入時の選択がそのまま使い勝手を左右します。

用途別の目安は次のとおりです。

用途 おすすめモデル メモリの目安 参考価格(2026年6月時点・税込)
軽作業中心(ブラウザ・動画・Office) MacBook Neo(エントリーモデル) 標準構成で十分 119,800円〜
副業・プログラミング・AI・長期利用 MacBook Air 16GB以上 224,800円〜
本格的な作業・重い処理 MacBook Pro 16GB以上 339,800円〜

価格は変動するため、最新と詳しい構成は各公式ページで確認してください。購入・詳細はMacBook NeoMacBook AirMacBook Proから見られます。

ストレージ容量は、予算に余裕があるなら最初から1TBか2TBを選びます。予算が厳しければ、予算内のモデルを買って外付けハードディスクで補えば問題ありません。

ストレージは外付けで後から補えますが、メモリだけは後から足せません。長く使う予定なら、メモリは少し余裕を持たせると安心です。

用途別のさらに詳しいモデル比較は、以下の記事も合わせてご覧ください。

関連記事:AI時代のMacBookのおすすめは?Neo・Air・Proを用途と予算で選ぼう!

用途に合わせてメモリを選んでおけば、性能不足で後悔する事故を避けられます。

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買う前に確認するチェックリスト

買う前に何を確認すれば事故を防げるか、チェックリストにまとめました。次の項目を乗り換え前に確認します。

  • 使っている業務ソフトがMacに対応しているか
  • 外付けHDDがNTFS形式かどうか、対応ソフトや再フォーマットが必要か
  • 手持ちの周辺機器の端子と、必要な変換アダプタ
  • 遊びたいゲームがmacOSに対応しているか

これらを先に確認しておけば、「Officeが使えない」「HDDが読めない」と後から気づく事故を防げます。

買ってから慌てないために、購入前のひと手間として目を通しておくと安心です。

WindowsからMacの乗り換えでよくある質問

ここまでで触れきれなかった疑問を、よくある質問としてまとめました。気になる項目から確認してください。

WindowsからMacに変えて困ることは何ですか?

代表的なのは、キー操作・かな英数の切り替え・外付けHDDの形式・一部の業務ソフトやゲームの非互換です。

ただし、いずれも設定や数日の慣れ、安価な周辺アイテムで回避できます。明確な要注意点はゲームの互換性で、これだけは乗り換え前の確認が必要です。

Macがダメだと言われる理由は何ですか?

主な理由は、価格が高めなこと・Windows専用ソフトやゲームが動かないこと・パーツの増設や自作ができないことです。

これらは用途によっては問題になりません。ブラウザやクラウドのサービスが作業の中心で、増設の予定がない人には当てはまりません。

Windowsからのデータ移行はどうやりますか?

Apple純正の移行アシスタントで、メール・連絡先・写真・書類などを移せます。

WindowsとMacを同じWi-Fiにつなぎ、PC側にWindows用移行アシスタントを入れて進めます。詳しい手順は本記事のデータ移行の見出しで解説しています。

MacからWindowsに戻りたくなりますか?

Windows専用のソフトやゲームが必要な場面では、戻りたくなることもあります。

ただし、MacでWindowsを動かす方法やリモート操作といった逃げ道があります。事前に回避策を知っておけば、出戻りの後悔は避けやすくなります。

MacとWindowsはどちらが長持ちしますか?

Apple一社が設計するMacは品質が安定しており、長く使える傾向があります。

ただし、使い方やモデル、構成によって変わります。長く使いたいなら、メモリに余裕を持たせたモデルを選ぶと安心です。

WindowsからMacの乗り換えで後悔しないための要点

WindowsからMacで後悔するかどうかは、自分の使い方しだいです。最後に要点を振り返ります。

  • 後悔しにくいのはブラウザやクラウドが作業の中心でApple製品を使う人、後悔しやすいのはWindows専用ソフトやゲームが必須の人
  • 乗り換えで困ることの大半は、設定・数日の慣れ・安価な周辺アイテムで回避できる
  • 乗り換えを後押ししたのはApple製品の連携で、iPhoneなどApple製品を持つ人ほど便利になる
  • AIを本格的に使うなら、新機能が先に来て情報も集約されたMacが有利
  • 買う前にソフト対応・外付け機器・端子・ゲーム互換を確認し、メモリに余裕を持ったモデルを選ぶ

困りごとには回避策があり、データ移行も純正ツールで進められます。診断と回避策を踏まえれば、安心して乗り換えを決められます。

そのうえで、そもそもMacとWindowsのどちらにするか、最終判断に迷うこともあります。そのときは、AI時代の視点でMacとWindowsを比較した次の記事が、判断の助けになります。

関連記事:【2026年】MacとWindowsは結局どっちがいいの?AI時代ならではの選び方を解説!

モデルを決めたら、Apple公式ストアで構成を選んで購入できます。後悔しない選び方を押さえたうえで、自分に合った1台を選んでみてください。