「注文画面に出た下取り額は見積もりと書いてある。実際にはいくらもらえるのだろう」

「送ったあとに減らされたら、そこでもう止められないのだろうか」

下取り額の上限は、iPhoneで135,000円、Macで221,000円、iPadで125,000円、Apple Watchで48,000円です。

受け取りは購入時の割引かApple Gift Cardの2択で、手続きは本人確認→集荷の予約→集荷の直前に初期化の順に進みます。

この記事でわかること

  • デバイス別の下取り額の目安
  • 申し込みから受け取りまでの流れと日数
  • 減額されたときとキャンセルしたいときの扱い
  • Apple下取りと買取店の選び分け

読み終えたら、注文画面の下取り欄で迷いません。手元のiPhoneやMacなどのApple製品をいくらで手放し、いつまでに何をするのかが決まります。

Contents
  1. Apple下取りの価格の目安
  2. Apple下取りと買取店はどちらに出すか
  3. Apple下取りの申し込みから受け取りまでの流れ
  4. Apple下取りに出す前にやることの順番
  5. Apple下取りで減額されるのはどんなときか
  6. Apple下取りを自分でキャンセルする方法
  7. Apple下取りがキャンセルされる原因
  8. MacとApple Watchの下取りに必要な追加の準備
  9. 下取りの対象外になったApple製品を手放す方法
  10. Apple下取りでよくある質問
  11. Apple下取りは見積もりを取ってから出す先を決める

Apple下取りの価格の目安

購入画面に表示される額は見積もりで、実際の額は査定のあとに決まります。査定を担当するのは、Appleから委託を受けた会社(パートナー会社)です。

Apple Trade InはLikewize Japan株式会社、Alchemy Telco Solutions Japan合同会社、ファーイーストセルラー合同会社が提供・運営しています。このうち日本の下取りサイトを運営しているのがLikewizeです。

出典:Apple「Apple Trade In」Likewize「Apple Trade Inよくあるご質問」

iPhoneとApple Watchは公式に機種別の一覧がありますが、MacとiPadはMacBook AirやiPad Proといったシリーズ別の上限だけです。

iPhone・Mac・Apple Watch・iPadの公式下取り最大額を横棒で比べた早見図。iPhoneは機種ごとの最大額が6,000円〜135,000円(iPhone 8からiPhone 16 Pro Max)、Macは最大18,000円から221,000円(iMac ProからMac Pro)、Apple Watchは最大5,000円から48,000円(Series 6からUltra 2)、iPadは最大50,000円から125,000円(iPadからiPad Pro)と表示
下取り額の早見図

次の3点に分けて説明します。

  • iPhoneの機種別の下取り額
  • Mac・iPad・Apple Watchの額の調べ方
  • 下取り額が動く時期

iPhoneの下取り価格の目安

「22,000円から135,000円」は、公式が表示している割引額の幅です。対象は、iPhone 12以降を下取りに出してiPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Proのいずれかを買う人です。

下取りに出す機種ごとの額を示した案内ではないので、自分の1台については、下の表の上限を基準にしてください。

機種別の上限は6,000円から135,000円までで、一覧にはiPhone 8まで載っています。iPhone 12 mini(18,000円)のように、購入ページの幅を下回る機種も含まれます。

一覧は次のとおりです。

機種最大下取り額
iPhone 16 Pro Max135,000円
iPhone 16 Pro121,000円
iPhone 16 Plus91,000円
iPhone 1691,000円
iPhone 16e74,000円
iPhone 15 Pro Max102,000円
iPhone 15 Pro92,000円
iPhone 15 Plus71,000円
iPhone 1571,000円
iPhone 14 Pro Max85,000円
iPhone 14 Pro73,000円
iPhone 14 Plus50,000円
iPhone 1450,000円
iPhone SE(第3世代)20,000円
iPhone 13 Pro Max70,000円
iPhone 13 Pro54,000円
iPhone 1343,000円
iPhone 13 mini30,000円
iPhone 12 Pro Max42,000円
iPhone 12 Pro33,000円
iPhone 1227,000円
iPhone 12 mini18,000円
iPhone 11 Pro Max28,000円
iPhone 11 Pro24,000円
iPhone 1122,000円
iPhone XS Max15,000円
iPhone XS13,000円
iPhone XR17,000円
iPhone X9,000円
iPhone 8 Plus7,000円
iPhone 86,000円
iPhone SE(第2世代)9,000円

出典:Apple「Apple Trade In」

表の額はいずれも、画面が割れておらずバッテリーも劣化していない場合の上限です。状態によっては、ここから下がります。

Apple公式のiPhone購入ページで「iPhone 12以降の下取りで、iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Proが22,000円から135,000円割引に」と表示されている部分のスクリーンショット
公式の下取り割引の表示

上限どおりにならない理由は、公式の脚注が記しています。

下取りの見積もり額は概算であり、実際の下取り額は見積もり額を下回る場合があります。下取り額は、下取りに出すデバイスの状態、製造年、モデル、そのデバイスが最初に販売された国や地域によって異なります。

出典:Apple「iPhoneを購入」

購入ページの脚注には、実際の支払い額の例も載っています。iPhone 15(128GB)を下取りに出すと、iPhone 17(256GB)の総支払い額は実質85,800円からです。

下取りなしの142,800円からと比べると、57,000円相当の差です(ペイディというあと払いの決済サービスで36回払い・金利0%を選んだ場合の公式の例)。

公式が挙げているのはiPhone 15(128GB)を出したときの1件の計算で、表の上限71,000円とは一致しません。上限は、状態などの条件がもっとも良い場合の最大値だからです。

表の額は最大値なので、予算は上限より低めに見ておくと安全です。

Mac・iPad・Apple Watchの下取り価格の目安

Mac・iPad・Apple Watchの上限は、Apple Trade Inページの「すべてのMacの下取り額を見る」などの一覧で確認できます。Apple Watchは機種別、MacとiPadはシリーズ別です。

Macはシリーズ単位で上限が決まっており、世代・CPU・ストレージによって実際の額には開きが出ます

シリーズ最大下取り額
Mac Pro221,000円
Mac Studio162,000円
MacBook Pro124,000円
MacBook Air77,000円
Mac mini65,000円
iMac58,000円
iMac Pro18,000円

iPadもMacと同じくシリーズ別の上限だけで、Apple Trade Inページの上部で「iPad」を選ぶと表示されます。

シリーズ最大下取り額
iPad Pro125,000円
iPad Air89,000円
iPad mini54,000円
iPad50,000円

Apple Watchは次の8機種に上限が示されています。

機種最大下取り額
Apple Watch Ultra 248,000円
Apple Watch Ultra32,000円
Apple Watch Series 1027,000円
Apple Watch Series 921,000円
Apple Watch Series 813,000円
Apple Watch SE(第2世代)9,000円
Apple Watch Series 79,000円
Apple Watch Series 65,000円

出典:Apple「Apple Trade In」

自分の機種の見積もり額は、どのデバイスでもパートナー会社Likewizeの下取りサイトで検索できます。

ここで出るのも見積もりで、確定するのは査定のあとです。機種ごとの額が公表されていないMacとiPadは、とくにこの画面で確かめておいてください。

機種をプルダウンから選ぶのではなく、端末を特定する番号を入力して探す方式です。

入力する番号はデバイスごとに違い、iPadだけはCellularモデルとWi-Fiモデルで別になります。Cellularモデルとは、携帯電話回線(SIMやeSIM)でWi-Fiがなくても単体で通信できるタイプです。

「設定」に「モバイルデータ通信」の項目があれば、Cellularモデルに該当します。

デバイス入力する番号番号の確認場所
  • iPhone
  • iPad(Cellularモデル)
IMEI番号(端末ごとに割り当てられた識別番号)
  • iPhoneは電話アプリのキーパッドで「*#06#」と入力すると、その場で画面に表示される
  • iPadは「設定」>「一般」>「情報」
  • iPad(Wi-Fiモデル)
  • Apple Watch
モデル番号(例:MGAF2J/A)
  • iPadは「設定」>「一般」>「情報」
  • Apple WatchはiPhoneのWatchアプリ>「マイウォッチ」>「一般」>「情報」の「モデル番号」
Macシリアル番号(例:FVFW0000HV2D)画面左上のAppleメニュー>「このMacについて」
Likewizeの下取りサイトの「デバイスの検索」画面。IMEI番号・モデル番号・シリアル番号の入力欄と、iPhone・iPad・Apple Watch・Macそれぞれで入力する番号の案内が並ぶスクリーンショット
下取りサイトの検索画面

出典:Likewize「Apple Trade In」

公式の一覧も、この記事の表も、載っているのは上限です。額だけを見て注文を決めると、実際の査定額と食い違うことがあります。

検索できないデバイスは下取りの対象外で、無料でリサイクルに回せます。

Macを手放して次の1台を選ぶなら、MacとWindowsの選び方をまとめた記事も参考にしてください。

関連記事:【2026年】MacとWindowsは結局どっちがいいの?AI時代ならではの選び方を解説!

注文に進む前に、自分の機種の額を検索して控えておきます。画面に表示された額とのずれに、その場で気づけます。

下取り価格が変わる時期の目安

Appleは下取り額を改定する時期を公表していません。公式の一覧は随時更新され、同じ機種でも時期によって額が変わることがあります。

新機種の発表前後で下がるという解説もありますが、公式の裏づけはありません。

Appleが挙げる変動要因は端末ごとの条件(状態・製造年・モデル・最初に販売された国や地域)だけで、時期は含まれていません

出典:Apple「Apple Trade In」

一時的に額を上乗せする増額キャンペーンの告知が、Apple公式サイトに出ることもあります。

利用者の投稿では、iPhone 14 Pro Maxを72,000円の見積もりで下取りに出した約10日後に増額キャンペーンが始まり、その期間中なら90,000円だった例が挙がっています。

ただし常に用意されているわけではないので、キャンペーンを待って手放す時期を遅らせるのは勧めません

待つ理由がないので、手放す時期を迷うなら先に見積もりだけ取れば済みます。額を見てから注文を確定できるため、想定と違う数字に慌てることはありません。

Apple下取りと買取店はどちらに出すか

出し先は、現金が必要か、新しいApple製品を買うかでまず決まります。そのうえで、①買取店との差額 ②手放す機種 ③かけられる手間の3つで選び分けます。

どちらに出すかを判断する30秒診断のフローチャート。Q1「現金で受け取りたい?」ではいなら「買取店に売る」に着地し、いいえならQ2「これからApple製品を買う?」へ進む。Q2でいいえなら「製品を買わずにApple Gift Cardで受け取る」、はいならQ3「手放すのはiPhone?」へ進む。Q3でいいえなら「Apple Trade Inに出す」、はいならQ4「買取店の査定を調べる時間を取れる?」へ進む。Q4ではいなら「買取店の査定を取ってApple下取りと比べる」、いいえなら「Apple Trade Inに出す」に着地する
出し先の30秒診断

Appleでは現金を受け取れません(割引かApple Gift Card)。まず現金が要るかを決めてください。

図でApple Trade Inに着地しても、iPhone 16 ProのようなProシリーズのiPhoneなら、買取店の価格表を一度見てから判断してください。複数の店に査定を出すのと違い、価格表を1つ見るだけなら手間はかかりません。

Apple下取りが向く条件と、買取店との差が開く条件に分けて説明します。

  • Apple下取りで損をしない条件
  • 買取店との差が開く条件

Apple下取りが向いているのはどんなときか

次の3つがそろうとき、Apple下取りで損をしません。

  • 買取店の価格表を見ても差が数千円にとどまる
  • 新しいApple製品を同時に買う
  • 複数の買取店に査定を出して比べる時間がない

差が小さければ金額面で損はなく、購入手続きの中で下取りが完結する分、買取店に査定を出す手間も省けるためです。

出典:Apple「Apple Trade In」

同時に買う製品を選ぶときは、AppleのAI機能であるApple Intelligenceの対応機種も確かめてください。iPhone 11のように対応していない端末を使っているなら、下取りに出して買い替えるのも選択肢です。

iPhone・iPad・Macでは、iPhone 16以降とiPhone 15 Pro/15 Pro Max、M1以降のiPadとiPad mini(A17 Pro)、Appleシリコンを搭載したMacが対応します。

出典:Appleサポート「Apple Intelligenceを入手する方法」

差が小さく、新しい製品を同時に買うなら、買取店に査定を出さずに注文まで進めてください。

オオギオオギ
私はApple Trade InでiPhoneを出したことがありますが、買取店で売った経験はありません。差が数千円ならTrade Inを選び、iPhoneのように差が開きやすい端末のときだけ買取店の額も見ています。

買取店に売った方がよいのはどんなときか

額の差が開きやすいのは、Proシリーズなどの高価格帯のiPhoneです。

iPhone 16 Pro Maxの公式の下取り上限は135,000円で、買取店の相場を約156,000円と紹介する買取メディアもあります。

MacとApple Watchは、私の感覚ではiPhoneほど差が開かないので、そのままApple下取りに出してかまわないと考えています。確かめたいときは、買取店の価格表から機種名と発売年で自分の1台を探してください。

iPadは公式にはシリーズ別の上限までしか出ないので、自分の機種の額はLikewizeの下取りサイトで見積もりを取って確かめます。額に納得できればそのままApple下取りに出し、差が気になるときだけ買取店の価格表と見比べてください。

Apple下取りは購入の流れの中で終わりますが、買取店では店ごとに査定と手続きをやり直します。

観点Apple下取り買取店
受け取り方購入価格からの割引またはApple Gift Card現金または銀行振込
受け取りまでの日数オンラインは通常2〜3週間店舗や方法によって異なる(店頭は即日のところもある)
手続き場所自宅での集荷またはApple Store店舗持ち込みまたは宅配
手間購入手続きの中で完結する店舗ごとに査定を取り直す
新製品の購入との連動購入価格から直接引かれる連動しない

買取店の額も確認してから決めたいなら、iPhoneやiPadを送って査定してもらえる宅配買取サービス(mmoba買取)を使う方法があります。取り扱いはiPhone・iPad・Android・携帯電話・タブレットで、MacとApple Watchは対象に挙げられていません。

>mmoba買取の詳細はこちらから

宅配買取なら、店舗へ出向かずに額だけ確認できます。

Apple下取りの申し込みから受け取りまでの流れ

申し込み方法は3通りです。この記事では、新しい製品の注文と同時にオンラインで出す方法を中心に説明します。

オンラインの場合は、全体で通常2〜3週間かかります。

Apple下取りの申し込みから受け取りまでの時系列フロー図。申込みと見積もり、本人確認、集荷または店頭持ち込み、査定、割引の適用またはApple Gift Cardの送付の5段階を左から並べ、全体で2〜3週間、返金の処理に3〜5営業日と表示。上部に新しい製品の受け取りから14日以内に到着という帯を配置
申し込みから受け取りまでの日数

図の上部にある14日は、オンラインで新しい製品と一緒に出す場合の期限です。この3通りは、額が決まるタイミングと受け取り方がそれぞれ違います。

  • オンラインで新しい製品と一緒に出す場合
  • Apple Storeに持ち込む場合
  • 製品を買わずにApple Gift Cardで受け取る場合

オンラインで新しい製品と一緒に下取りに出す流れ

注文時に下取りを申し込むと、本人確認と集荷の案内が届きます。渡した端末が査定されてから、割引が決まります

3通りの違いは次のとおりです。

観点オンライン店頭製品を買わずに出す
受け取り方購入価格からの割引またはApple Gift Card購入価格からの割引またはApple Gift CardApple Gift Card
向いている人自宅で完結させたい人額をその場で決めたい人買う予定はないが手放したい人
準備
  • 本人確認
  • 集荷の予約
  • 集荷直前の初期化
  • iCloudへのバックアップ
  • 顔写真付きの身分証明書
  • Apple Accountのパスワード
  • パートナー会社のサイトからの申し込みと発送
  • 本人確認(査定金額10,000円超の場合)

下取り額が有効なのは、新しいデバイスを受け取ってから14日間です。

一括払いのように下取り分があとから購入時の支払い方法へ戻る場合は、全体の2〜3週間に加えて、その処理に3〜5営業日かかることがあります。公式サイトでは、この戻りを「クレジット」と表記しています。

図の3〜5営業日は、公式が「クレジットの処理」としている日数で、支払い方法へ戻る場合に見込んでください。Apple Gift Cardが届かないときや、戻りの処理が反映されないときの問い合わせ先は、Appleのサポート窓口のスペシャリスト(0120-993-993)です。

出典:Apple「Apple Trade In」

注文画面から先は、次の6ステップで進みます。

ステップ画面・届くもの自分の操作気をつけること
1購入画面の下取り欄機種と状態を申告する状態は実際どおりに選ぶ
2注文内容の確認画面見積もり額を確認し、支払い方法を選ぶ支払い方法によって割引が入る時点が違う(表の下で説明)。ここで出る額を確定額と思わない
3本人確認の案内メール案内メールのページから書類を提出する身分証明書の写真は机に置いて撮る
4案内メールの予約画面集荷の日時を指定する14日の期限から逆算して予約する
5集荷当日初期化した本体だけを渡すケースと保護フィルムは外しておく
6査定完了のメール決まった額を確認する額が変わった場合は承諾か拒否を選ぶ

手続きの進み具合は、注文状況のページから確認できます。

表のステップ3の本人確認では、有効な身分証明書を提示します。新しい製品と一緒にオンラインで出す場合、Apple公式は金額による省略を案内していないので、見積もり額にかかわらず準備してください。

出典:Apple「Apple Trade In」

一括払いと分割払いでは、割引が反映される時点が別です。

一括払いでは、注文の時点で下取りの割引は引かれません。パートナー会社が端末を受け取り、状態が申告どおりだと確認したあとに、購入金額の合計を上限とした割引額が購入時の支払い方法に適用されます。

そのため一括払いでは、注文時の請求額に下取り分は反映されません。あとから購入時の支払い方法へ戻る形です。

下取り額が新しいデバイスの価格を上回った場合、差額分はApple Gift CardとしてEメールで届きます。

分割払いでは先におおよその下取り額が差し引かれ、実際の状態が申告と違っていた場合は差額が購入時の支払い方法に請求されます。

出典:Apple「Apple Trade In」

ペイディのあと払いも、先に下取り額が差し引かれる点は分割払いと同じです。

ペイディの公式FAQには、ペイディあと払いプランApple専用(Apple製品向けの分割プラン)の支払いが残っている場合の案内もあります。FAQの言う「同じカテゴリの製品」(iPhoneからiPhoneなど)に買い替えるときは、下取り額がその残額から差し引かれます。

出典:ペイディ「Appleの下取り(Apple Trade In)について知りたい」

差し引かれること自体は案内されていますが、何回目の支払いからどう反映されるかまでは公式に記載がないため、注文前にAppleのスペシャリストへ問い合わせてください。

割引か返金の反映まで確認できたら、オンラインでの手続きは終わりです。

Apple Storeの店頭で下取りに出す流れ

店頭ではAppleのスペシャリストがその場で端末を評価するため、額が即座に決まります

持ち込む前にやっておくよう求められているのはバックアップだけで、自宅で先に消しておく必要はありません。

当日に持って行くものは3つです。

  • 下取りに出す端末本体
  • 有効期限内の顔写真付きの身分証明書
  • Apple Accountのパスワード(来店前に思い出せるか確かめておく)

出典:Apple「Apple Trade In」Appleサポート「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」

公式は、店頭で個人データのバックアップ・転送・消去を安全に行う方法を案内するとしています。Apple Accountのパスワードが要るのはこのためです。

出典:Apple「Apple Trade In」

来店予約が要るかどうかは公式に記載がないので、来店前にApple Storeの店舗ページで連絡先を調べるか、Appleのスペシャリスト(0120-993-993)へ確認するのが確実です。

店頭で伝えられる額は、オンラインの見積もりと同じとは限りません。公式は「状態が提供された情報と一致しない場合、ストアでお知らせする下取り額がオンラインでお知らせした下取り額と異なる場合があります」と案内しています。

出典:Apple「Apple Trade In」

集荷のやり取りを避けたいなら、店頭で済ませられます。

製品を買わずにApple Gift Cardで受け取る流れ

新しい製品を買わなくても、下取りに出せます。

出典:Apple「Apple Trade In」

申し込み先はLikewizeの下取りサイトです。端末の番号を入力して額を確かめ、そのまま申し込みます。

下取りキットが届いたら、それに入れて発送します。

この場合の受け取りはApple Gift Cardで、現金での振り込みはありません。

製品を買わずにLikewizeへ直接申し込むこの経路では、査定金額が10,000円を超えるとオンラインでの本人確認が必要です。

見積もりの有効期間は24日間です。日数は、オンラインと違って新しい製品が届いた日ではなく申し込み日から数えます。

24日を過ぎて到着した場合は、下取り額が変わることがあります。期限に間に合うかは到着日で判断されるので、配送日数を見込んで発送する日を決めてください。

手続きの進み具合は、Likewizeのマイアカウントにログインし、お申込み情報から確認してください。

出典:Likewize「Apple Trade Inよくあるご質問」

買う予定がなくても、使っていない端末をApple Gift Cardに換えられます。

Apple下取りに出す前にやることの順番

順番は本人確認→集荷の予約→集荷の直前に初期化です。先に消すと、集荷までその端末が使えなくなるうえ、バックアップの取り直しやApple Watchのペアリング解除もできなくなります。

公式サポートの手順でも、消去はサインアウトなどを済ませたあとの段階です。

手順を書いた記事は多いものの、初期化をいつやるかまで順番を固定した解説は多くありません。

扱うのは次の4点です。

  • 本人確認と集荷の予約
  • 集荷の直前の初期化
  • 本体だけを渡す準備
  • 14日の期限から逆算した集荷日の決め方

本人確認と集荷予約を先に済ませる

本人確認は注文後すぐに済ませ、集荷は新しい製品が届いてデータ移行を終えた日以降で予約します。

先に済ませる2つは次のとおりです。

やること使う画面・書類つまずきやすい点
本人確認を提出する案内メールのページと顔写真付きの身分証明書身分証明書の写真が読み取られない
集荷を予約する案内メールの予約画面配送にかかる日数を見込まずに集荷日を決め、14日の期限までに到着しない

使えるのは有効期限内の顔写真付きの身分証明書です。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 運転経歴証明書
  • 住基カード
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • パスポート(日本国発行で、2020年2月3日以前に申請した所持人記入欄のあるもの)

健康保険証のように顔写真のない書類は、公式の一覧にありません。

出典:Likewize「Apple Trade Inよくあるご質問」

撮る面と枚数は、本人確認の案内ページの指示に従います

本人確認を先に通しておけば、集荷まで足止めされません。

集荷の直前に初期化する

初期化は集荷日の直前に行います。公式サポートの手順を8つのステップに分けると次のとおりです。

ステップ画面操作注意
1設定アプリバックアップを取り、新しいデバイスへデータを転送する転送が終わるまで消去しない
2設定>一般>情報「部品と修理の履歴」を開く終わっていない修理があると、部品の横に「修理を完了」と表示される。表示が出ている間は下取りに出せないので、Apple Storeや修理業者に頼んだなら修理した相手に連絡し、自分で部品を交換したなら同じ画面の「再起動して修理を完了」から完了させる
3iPhoneのWatchアプリApple Watchのペアリングを解除するApple Watchを使っている場合のみ
4設定>一般>AppleCareと保証プランを解約するか、新しい持ち主に移行する解約はこの画面から。新しい持ち主への移行はAppleサポートへ連絡する
5設定>自分の名前サインアウトするステップ7で消去するため、ここは「消去せずにサインアウト」を選ぶ。「このiPhoneを消去」を選ぶとこの時点で消去まで進む
6設定>メッセージiMessageの登録を解除する他社の携帯電話に移る場合のみ
7設定>一般>転送またはiPhoneをリセット「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行するeSIM(本体に組み込まれたSIM)を搭載した端末では、消去するかどうかを確認する画面で消去する選択肢を選ぶ。回線を移したあとでも同じ選択でよい。以前のSIMは新しいiPhoneで回線が有効になった時点で無効になるため、消去しても回線には影響しない
8新しいiPhoneの設定>自分の名前の下にあるデバイス一覧手放す端末を選んで削除する二要素認証の確認コードが届く端末の一覧。古い端末の消去を終えたあと、サインイン中の別の端末で削除する

出典:Appleサポート「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」Appleサポート「修理アシスタントを使って、iPhoneやiPadの修理を完了する」Appleサポート「Apple Accountのデバイスリストを調べ、Apple Accountでサインインしているデバイスを確認する」Appleサポート「iPhoneでeSIMを設定する」

消去すると「探す」とアクティベーションロック(持ち主以外がその端末を使えないようにする仕組み)が自動でオフになります。別の操作でオフにする必要はありません。

出典:Appleサポート「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」

下取りに関する連絡はメールで届くので、消去したあとは新しいiPhoneかパソコンで受信を確認します。

箱や充電器は同梱せず本体だけを渡す

渡すのは本体だけです。付属品とSIMの扱いを順に確認してください。

パッケージ、充電器、ケーブル、ケース、Apple Watchバンドは、送ればAppleが責任を持ってリサイクルします。ただし「下取りをキャンセルされた場合、パッケージやアクセサリは一切返却されません」と明記されています。

出典:Apple「Apple Trade In」

箱や充電器を付けると額が上がるという説に、公式の記載の裏づけはありません。

ケースと保護フィルムは外してから渡します。

集荷では配送業者が下取りキット(端末を送るための資材)を持参するため、自分で箱を用意する必要はありません。

物理的なSIMカードは、渡す前に取り出してください。

eSIMは、新しいiPhoneの初期設定のときに転送できます。

出典:Appleサポート「iPhoneでeSIMを設定する」

eSIMを使っていて回線を新しいiPhoneへ移さない場合は、通信事業者に連絡してサービスを一時停止してもらいます。

出典:Appleサポート「iPhone、Apple Watch、Androidデバイスを下取りに出す準備をする」

当日は、物理SIMがあれば抜き、初期化した本体だけを渡してください。

新しい製品の受け取りから14日以内に届くように送る

期限は「下取り額は、新しいデバイスを受け取ってから14日間有効です」と決められています。この期間内に、下取りに出す端末がパートナー会社に到着している必要があります。

出典:Apple「Apple Trade In」

数えるのは発送日ではなく到着日です。新しい製品が届いた日を1日目として数え、配送にかかる日数を見込んで集荷日を決めます。

本体を渡したら、配送業者から受け取る控え(公式の表記ではレシート)は査定が終わるまで保管してください。

期限内に届かなければ下取りは成立しません。集荷日を先に決めてから、初期化の予定を組みます。

Apple下取りで減額されるのはどんなときか

申告した内容と端末の実物が違うと下取り額が見直され、下がった場合は承諾するか拒否するかを自分で選べます

減額は、申し込み前と査定後に分けて考えます。

  • 手元で確認できる減額の要因
  • 査定後に額が変わったときの流れ

画面の傷やバッテリー劣化で下取り額が下がる

公式が示す4つの変動要因(状態・製造年・モデル・最初に販売された国や地域)のうち、手元で確かめられるのは端末の状態です。

減額の自己診断チェック図。左に画面の割れや欠け、バッテリーの最大容量、Face IDやTouch IDの動作、正規以外の修理歴の4項目を並べ、右にそれぞれを確認する設定画面を対応させた図。数値は目安と明記
減額の自己チェック

バッテリーは「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」(iPhone 14以前は「バッテリーの状態と充電」)で確認できます。修理歴は「設定」>「一般」>「情報」の「部品と修理の履歴」です。

画面の割れや欠けは、表示を消した状態で明るい場所に置き、角度を変えて見るとわかります。Face IDやTouch IDは、実際にロック解除を試して確かめてください。

バッテリーの最大容量が85%を下回ると減額されやすい、という目安を挙げる修理業者もあります。ただしAppleは具体的な数値を公表しておらず、公式の基準ではありません。

画面、バッテリー、Face IDやTouch ID、修理歴の4つを見て問題がなければ、そのまま申告に進めます。

自分で伝えた状態と違うと査定後に下取り額が変わる

額が見直される主な引き金は、申告した状態と実物の食い違いです。

お知らせいただいた状態とデバイスの状態が一致しない場合は、変更した下取り額をお知らせいたします。新しい下取り額が最初に知らされていた額よりも低い場合は、承諾することも拒否することもできます。

出典:Apple「Apple Trade In」

変更後の額が最初の見積もりを上回る場合は、自動で増額されます

私の場合は、査定が終わったあとに下取り額の確定を知らせるメールが届きました。

額が下がる通知を受け取っても、その時点で断る余地があります

Apple下取りを自分でキャンセルする方法

自分からやめられるのは「発送する前」と「減額の通知が来たとき」の2つの時点です。発送してから査定結果が出るまでの間は止められません。

  • 発送前にやめる場合
  • 減額の通知を断る場合

発送前は送らないだけでキャンセルできる

手続きの段階によって、自分からやめられるかが変わります。

段階自分からキャンセルできるか端末は戻るかやること
発送前できる手元に残るそのまま下取りに出さずにおく
発送後・査定前できない査定結果を待つ
査定後に減額の通知できる返却される新しい額を拒否する

新しいデバイスを返品した場合も下取りは自動でキャンセルとなり、出した端末は返却されます。

出典:Apple「Apple Trade In」

利用規約には、取引が確定する条件も定められています。

見積価格が変更されそれをお客様が拒否しない限り、下取り取引は最終的なものであり、お客様が下取りを取り消すことはできないことを認め、同意します。

出典:Apple「Apple Trade In利用規約」

発送前に下取りを取りやめても、新しい製品の注文自体はそのまま残ります。下取り分の割引が付かなくなるだけなので、買い替えそのものを見送る必要はありません。

分割払いで先に差し引かれた額がその後どう扱われるかは、公式に示されていません。取りやめる前にAppleのスペシャリストへ確認してください。

減額の通知が来たら断って無料で返してもらえる

新しい額を承諾すれば、手続きはそのまま進みます。断った場合の扱いも公式が明記しています。

ご承諾いただけない場合、Appleは下取りをキャンセルし、デバイスをお返しします。

出典:Apple「Apple Trade In」

変更後の額はメールで届き、その案内に沿ってオンラインで承諾か拒否を選びます。

Likewizeの下取りサイトのよくある質問によれば、承諾しない場合の返送は無料です。額の変更の通知を受け取ってから14日以内に返答がないときは、自動でキャンセルとなり、こちらも送料はかかりません。

この14日間は、新しい製品を受け取った日から数える14日とは別のものです。

出典:Likewize「Apple Trade Inよくあるご質問」

提示された額が買取店の価格表より数万円低いなら、拒否して端末を返してもらう選択肢があります。戻ってきた1台はそのまま買取店に持ち込めるので、減額の通知が来てもそこで終わりにはなりません。

Apple下取りがキャンセルされる原因

自分の意思と関係なく手続きが止まる原因は、「本人確認の不備」と「端末の状態や期限」の2つです。本人確認の不備は申し込み前の書類の準備で、期限切れは集荷日の決め方で避けられます。

  • 本人確認で弾かれる条件
  • 端末の状態と期限切れ

本人確認の写真や住所の不備でキャンセルされる

本人確認で実際に弾かれた原因として報告されているのは2つです。身分証明書の写真が読み取れなかった場合と、書類の住所が注文の配達先と食い違っていた場合です。

住所の丁目やハイフンの書き方が身分証明書と違う場合の扱いも、あわせて説明します。

写真が読み取られなかったのは、身分証明書の端を手で持って撮影したためです。机に置いて撮り直したら通ったという利用者の投稿があります。

同じ投稿では、本人確認書類と請求先の住所で丁目やハイフンの書き方が違っても問題ないかを、Appleのスペシャリストに問い合わせた結果も書かれています。その程度の違いなら同じ住所として扱われる、という回答でした。

配達先や請求先には、本人確認書類と同じ住所を指定してください。勤務先など別の住所を配達先にしたために弾かれたがあります。

本人確認を何回まで出し直せるかは公表されていないので、1回目から通る写真を用意してください。

実際に、何が不備か知らされないまま提出を繰り返し、3回目で下取りがキャンセルされたという報告もあります。

それでも通らないなら、買取店へ切り替えてもかまいません。その場で本人確認まで済ませられる店舗もあります。

端末の状態や期限切れでキャンセルされる

買取メディアの解説では、端末側の原因として次の3つが挙がっています。

  • 重度の画面割れやバッテリーの膨張のように、申告と大きく異なる状態
  • 14日以内に到着しなかった期限切れ
  • ネットワーク利用制限がかかっている端末

ネットワーク利用制限とは、端末の代金が支払われていない、盗難品であるといった理由で、通信事業者がその端末で通信サービスを使えないようにする仕組みです。

出典:ソフトバンク「中古携帯電話を利用する際の注意事項を確認する/ネットワーク利用制限」

そもそも下取りの対象ではない機種もあります。公式の脚注にも「一部のデバイスは下取りの対象ではありません」と記されています。

出典:Apple「Apple Trade In」

Appleコミュニティの投稿にあるのは、「特に案内のメールなどが来ません」と下取りの案内が届かないまま待っていた例です。投稿者は、自分のiPhoneが下取りの対象ではなかったと報告しています。

対象かどうかは、Likewizeの下取りサイトで自分の端末の番号(iPhoneはIMEI番号、Macはシリアル番号)を検索して確かめられます。検索できなければ対象外です。

買取メディアの記事では、集荷後数日から1週間で査定結果のメールが届くとされています。1週間を過ぎても連絡がなければ、Appleのスペシャリストへ問い合わせてください。

下取りの対象外の機種でないか、期限内に到着する日程かを先に確かめてください。状態は申告の段階で実際どおりに選び、査定での食い違いをなくします。

MacとApple Watchの下取りに必要な追加の準備

準備の順番はどのデバイスでも共通で、MacとApple Watchだけ手順が増えます。Apple Watchはペアリングの解除が1つ増え、Macはモデルによって消去のやり方自体が変わります

一方でiPadは、公式サポートの手順がiPhoneと同じです。バックアップ、サインアウト、すべてのコンテンツと設定の消去まで進めば準備は終わります。

手放したあとのiPadの代わりを安く用意したいなら、整備済製品も選択肢です。

関連記事:iPad整備品は買っても大丈夫?デメリットとモデルの選び方を解説

デバイス別の下取り準備の比較図。行は消去の方法、追加で必要な操作、見積もりで入力する番号、同梱物の扱いの4つ、列はiPhone・iPad、Mac、Apple Watchの3つ。Macの消去方法の違いとシリアル番号の入力、Apple Watchのペアリング解除とバンドの扱いをアクセント色で強調
デバイス別の準備の違い

MacとApple Watchの2点を順に説明します。

  • Macのデータ消去
  • Apple Watchのペアリング解除

Macはモデルに合った方法でデータを消去する

「すべてのコンテンツと設定を消去」を使えるのは、AppleシリコンまたはT2チップを積んだMacです。加えて、macOS Monterey 12以降である必要があります。

T2チップは、2017年のiMac Pro以降の一部のIntel搭載Macに載っているセキュリティ用の部品です。

自分のMacがAppleシリコンかIntel搭載かは、画面左上のAppleメニュー>「このMacについて」で見分けられます。

チップ名にM1などのM系の表示があればAppleシリコン、「プロセッサ」と書かれていればIntel搭載です。同じ画面にシリアル番号とmacOSのバージョンも出るので、見積もりで使うシリアル番号はここで控えてください。

Intel搭載でT2チップがないMacでは、このあとの4ステップで消去します。T2チップの有無がわかるのは、この節の後半で挙げるAppleサポートの搭載モデル一覧です。

チップとmacOSの条件を満たしているかどうかは、設定画面に消去の項目があるかで確かめられます。macOS Ventura 13以降なら、Appleメニュー>「システム設定」>「一般」>「転送またはリセット」に「すべてのコンテンツと設定を消去」があるかを探してください。

macOS Monterey 12では、「システム環境設定」を開いたあと、画面いちばん上のメニューバーにある「システム環境設定」をクリックし、「すべてのコンテンツと設定を消去」があるかを見ます。

この項目が見当たらないのは、macOSがMonterey 12より前か、AppleシリコンでもT2チップ搭載でもないかのどちらかです。AppleシリコンまたはT2チップ搭載なら、macOSを更新すると使えるようになります。

Intel搭載でT2チップがあるかどうかは、Appleサポートの搭載モデル一覧で自分のモデル名を探して調べます。一覧に無ければ、更新しても項目は出ません。

AppleシリコンかT2チップ搭載なら、Appleメニュー>「システム環境設定」>「ソフトウェア・アップデート」(見当たらなければApp Storeの「アップデート」)から更新してください。ダウンロードと再起動に時間がかかるので、集荷日の前日までに済ませておきます。

消去の項目が見つかれば、そのまま選んで進んでください。項目が見つからないIntel搭載Macは、このあとの4ステップに進みます。

出典:Appleサポート「Macを消去して工場出荷時の初期設定にリセットする」

4ステップは次のとおりです。

ステップ操作注意
1iTunes・iCloud・iMessageからサインアウトする
  • iTunesのサインアウトはmacOS Mojave 10.14以前のMacだけ(Catalina 10.15以降は不要)
  • iCloudはOSで場所が違う
  • Ventura 13以降:「システム設定」の自分の名前
  • Catalina 10.15〜Monterey 12:「システム環境設定」>「Apple ID」
  • それより前:「システム環境設定」>「iCloud」
  • iMessageはメッセージアプリのメニューバーの「メッセージ」>「設定」(古いmacOSでは「環境設定」)>「iMessage」から行う
2Bluetoothのペアリングを解除する任意。Bluetoothのキーボードやマウスを今後使わないなら解除する。「システム設定」(または「システム環境設定」)>「Bluetooth」で、アクセサリ名をcontrolキーを押しながらクリックして「ペアリング解除」を選ぶ
3消去してmacOSを再インストールする起動直後にcommandキーとRキーを押し続けて復旧モードを開き、ディスクユーティリティで起動ディスク(通常は「Macintosh HD」)を消去してから「macOSを再インストール」を選ぶ(詳しい手順は下の出典のAppleサポートのページで確認する)
4NVRAM(音量や画面の設定を記憶している小さなメモリ)をリセットする電源を入れた直後にoption・command・P・Rの4つのキーを約20秒押し続ける

出典:Appleサポート「Macを売却、譲渡、下取り、リサイクルする前にやっておくべきこと」

どちらの方法でも、消去を終えてからiPhoneと同じように本体だけを渡します。

Apple Watchはペアリングを解除しバンドを外す

Apple Watchでは、ペアリング(iPhoneと組み合わせて使う設定)の解除が必須です。iPhoneのWatchアプリ>「マイウォッチ」>「すべてのWatch」で対象を選び、機種名の横の情報ボタン(ⓘ)から「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップします。

出典:Appleサポート「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」Appleサポート「Apple WatchとiPhoneのペアリングを解除する」

ペアリングを解除すると本体のデータも消えるため、別に消去操作をする必要はありません。

Cellularモデル(iPhoneが近くになくても単体で通信できるタイプ)でモバイルデータ通信プランに加入している場合は、解除の途中で維持するか削除するかを選びます。手放すなら削除を選んでください。

契約そのものを解約したい場合は、通信事業者へ問い合わせてください。

出典:Appleサポート「Apple WatchとiPhoneのペアリングを解除する」

ペアリングを解除しないまま送ると、手続きが止まる場合があります。

純正のレザーやステンレスなど値の張るバンドは外して手元に残してください。

本体だけを送れば、Apple Watchの準備は終わりです。

次のApple Watchで何ができるかを先に知っておきたいなら、機能をまとめた記事もあります。

関連記事:アップルウォッチでできることは?できないことと契約なしで使える機能も解説

下取りの対象外になったApple製品を手放す方法

額が付かなくても捨てる必要はありません。引き取り先はAppleの無料リサイクル、メーカー回収、自治体の回収の3か所です。

Apple製品はAppleの無料リサイクルだけで片付きます。

ここでのメーカー回収は、Apple以外のメーカーのパソコンを出す場合の窓口です。自治体の回収は、受け入れる品目が市区町村ごとに違います。

値段が付かなかった1台の代わりは、整備済製品なら費用を抑えて用意できます。

関連記事:Apple整備品とは?新品・中古との価格差とデメリットを解説

Appleの引き取りと、Apple以外の回収に分けて説明します。

  • Appleの無料リサイクル
  • Apple以外の回収制度

Appleの無料リサイクルに出す

値段が付かないと判定された製品も、Appleは無料で引き取ります。

出典:Apple「Apple Trade In」

買取メディアが下取りの対象外になりやすいと挙げるのは、画面が割れている、水没した、電源が入らない端末です。

出せる場所はApple StoreかAppleのリサイクルページです。

出す前の準備も公式が示しており、バックアップを取ったうえで「リサイクルに出すデバイスから個人データをすべて削除してください」と求めています。

出典:Apple「Apple Trade In」

Apple以外のパソコンをメーカーに引き取ってもらう場合、費用がかかるかどうかの目印は、PCリサイクルマーク(回収の代金が販売価格に含まれていることを示す表示)の有無です。

引き取り先対象費用
Appleの無料リサイクル
  • Apple製デバイス
  • バッテリー
  • ケーブル
  • ケース
  • アクセサリ
  • モニタ
  • パッケージ
無料
メーカー回収(PCリサイクル)Apple以外のメーカーの家庭用パソコンマークの有無で変わる
自治体の回収自治体が定める小型家電自治体による

Appleのリサイクルは無料なので、押し入れに残った古いケーブルやアクセサリもまとめて出せます。

パソコンのリサイクル制度や自治体の回収に出す

MacとiPadは、PCリサイクルマークの有無にかかわらず、Appleが無料でリサイクルします。Appleのプログラムが資源有効利用促進法に基づく使用済みパソコンの回収にも対応しているためです。

出典:Apple「リサイクル」

Apple以外のメーカーのパソコンで費用がかかるかどうかは、メーカーの窓口か一般社団法人パソコン3R推進協会のページで確認できます。

出典:一般社団法人パソコン3R推進協会「PCリサイクルマークについて」

回収の品目も出し方も市区町村ごとに違うため、住んでいる自治体のごみ分別のページで小型家電の項目を確認します。

手放す前に初期化する点は、下取りと同じです。データを消してから出せば、値段が付かない1台も手元から片付きます。

Apple下取りでよくある質問

Appleの下取りは厳しいですか?

Appleは査定の基準を公表しておらず、示しているのは額が変わる4つの要因(状態・製造年・モデル・最初に販売された国や地域)だけです。

状態が申告どおりであれば、見積もりのまま進むのが基本です。申告と違っていた場合も一方的に決まるのではなく、変更後の額を承諾するか拒否するかを選べます

手元で確かめられるのは4つの要因のうち状態で、見るのは画面の割れ、バッテリーの劣化、Face IDやTouch IDの動作、正規以外の修理歴です。

出典:Apple「Apple Trade In」

Apple Storeで下取りをしてもらうデメリットはありますか?

店舗まで出向く必要がある点と、受け取りが現金ではない点(割引かApple Gift Cardの2択)の2つです。機種によっては買取店の方が高くなりやすいのは、オンラインで出す場合も同じです。

一方で、その場で額が決まります。準備がiCloudのバックアップだけで済むのは、オンラインにない利点です。

Appleの下取りに箱や充電器を送るとどうなりますか?

送っても下取り額は上がりません。送ったアクセサリは返却されず、Appleがリサイクルします。

下取りをキャンセルした場合も戻りません。手元に残したいものは同梱しないでおきます。

出典:Apple「Apple Trade In」

Apple下取りは現金で受け取れますか?

受け取れません。Apple Gift CardはApp StoreやiCloud+にも使えますが、現金には替えられません

現金が必要なら買取店です。

Apple下取りの返金はいつ反映されますか?

申し込みから受け取りまでが全体で2〜3週間、これに加えて返金の処理に3〜5営業日かかる場合があります。反映先は購入時に支払った方法です。

一括払いでは査定後に割引が入り、分割払いでは概算額が先に差し引かれます。

出典:Apple「Apple Trade In」

Apple下取りのキットが届かないときはどうすればよいですか?

新しい製品と一緒にオンラインで出した場合、下取りキットは集荷のときに配送業者が持参します。自分で箱を用意する必要はありません。

Likewizeの下取りサイトから手続きした場合は、翌営業日に発送され、申し込みから3〜4日で届きます。

届かないときは、Likewizeのマイアカウントのお申込み情報からキットの再送を申し込んでください。

出典:Appleサポート「iPhone、Apple Watch、Androidデバイスを下取りに出す準備をする」Likewize「Apple Trade Inよくあるご質問」

進まないときや14日の期限が近い場合は、Appleのスペシャリスト(0120-993-993)へ連絡してください。

出典:Apple「Apple Trade In」

バッテリーの最大容量が何%になると下取り額は下がりますか?

Appleは具体的な数値を公表していません。バッテリーの劣化具合は「デバイスの状態」の一部として査定されます。

85%などの数値は業者が示している目安であり、公式の基準ではありません。自分の端末のバッテリーの最大容量は「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」(iPhone 14以前は「バッテリーの状態と充電」)で確認できます。

刻印を入れたApple製品も下取りに出せますか?

出せます。Appleが行った刻印であれば下取り額に影響はありません

他社が入れた刻印では、査定額が下がることがあります。

出典:Apple「Apple Trade In」

Apple下取りは見積もりを取ってから出す先を決める

Apple下取りの要点は次の5つです。

  • 表示される額は見積もりで、確定するのは査定のあと
  • iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Pro購入時の下取り割引は22,000円から135,000円、機種別の上限は6,000円から135,000円
  • 公式の一覧で上限を見て、自分の1台の額はLikewizeの下取りサイトで確認する
  • 手続きは本人確認、集荷の予約、集荷の直前に初期化の順に進める
  • 期限は新しい製品を受け取ってから14日で、発送日ではなく到着日で数える

減額の通知が来ても、承諾するか端末を返してもらうかを自分で選べます

次にやることは3つです。

ステップやること
1Apple公式のTrade Inページで自分の機種の見積もりを取る
2画面とバッテリーの状態を自分で確認し、減額されそうかを見る
3差額・手放す機種・手間から、Apple下取りと買取店のどちらにするかを決める

>Apple公式の下取り見積もりはこちらから

注文画面では見積もりを取ったときと同じ機種と状態を選び、控えた額と表示された額を見比べてください。

学生や教職員なら、次の1台を学割でさらに安く買えます。

関連記事:Apple学割は誰が対象でいくら安くなる?条件と損しない買い方を解説

オオギオオギ
私のときも、下取り額が確定したとわかったのは査定完了のメールが届いてからでした。買い替えの予定を立てるなら、査定までの日数も見込んでおくと落ち着いて進められます。